脳神経外科について
脳神経外科では、脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)などの脳血管障害や頭部・脊椎・脊髄病変、またパーキンソン病、てんかんなどを診療いたします。
頭痛で悩んでいらっしゃる方、脳血管障害を心配されている方
またご家族のなかで脳血管障害を患ったことのある方など
脳に関すること全般を脳神経外科専門医が診察いたします。
日ごろから頭痛やめまい、また生活習慣病などでお悩みはないですか?
脳疾患は「高血圧症」「高脂血症」「糖尿病」などの生活習慣病にも大変関係しております。
それらの治療も平行して行うようになります。
当院では、脳神経外科と心療内科が連携して治療を行います。
このような症状があればご相談ください。
・頭痛
・手足や顔の麻痺
・めまい
・しびれ・ふるえ
・耳鳴り
・めまい
脳卒中
(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)
脳卒中とは脳の血管が破れるか詰まるかして、脳に血液が届かなくなり、脳の神経細胞が障害される病気です。
発症して早期に治療を開始すれば後遺症が軽くなる事があります。
●症状として
1 片方の手足・顔半分の麻痺・しびれが起こる
2 呂律が回らない、言葉がでない、他人の言うことが理解できない
3 力はあるのに、立てない、歩けない、フラフラする
4 視野の半分が欠ける・突然一時的に見えなくなる
5 激しい頭痛がする
これらの症状がでたら、可能な限り早めに受診をしましょう
●検査として
問診、診察、採血、頭部MRI、などの検査を行います。
●治療について
点滴・内服治療がメインになります。
※症状や状態に合わせて処置は変わります。
血管内治療を伴う場合は、病診連携にて速やかに案内いたします。
片頭痛
片頭痛は、片側あるいは両方のこめかみから目のあたりにかけて、
脈を打つように「ズキンズキン」と痛み、体を動かすと頭痛がひどくなることが特徴です
頭痛の前に起こる「前兆」症状の有無により「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」の二つのタイプに分類されます。
前兆症状は、キラキラした光・ギザギザの光が視界にあらわれ見えづらくなるといった症状があります。
片頭痛による頭痛は、発作的に起こり4~72時間持続し、片側性のズキズキと脈打つような拍動性の痛みを特徴としています。
このような症状があればご相談ください。
・頭痛が頻回におこる
・市販の鎮痛薬が効かない
・毎日のように鎮痛薬を服用している
・頭痛のために寝込んでしまう
※日常生活に支障がある場合は、早めに受診をおすすめします。
●治療について
治療は急性期治療と予防療法の2種類があります。
①発作を抑えるお薬(頭痛発作時に使います)
②発作の再発を予防するお薬(毎日内服します)
治療法は、片頭痛発作の回数(頻度)や程度、生活への悪影響などを基準によって判断します。
脳腫瘍
脳腫瘍とは頭の骨の内側に生じるできもののことです。
脳腫瘍の原因は遺伝子の変異とされていますが、それ以上のことは現在でも不明です。
発生しやすい要因として、高たんぱく・高脂肪食品の過剰摂取、過度のストレス、喫煙などがあげられています。
また身内に脳腫瘍を発症した人がいる場合は、脳腫瘍のリスクが高くなると考えられます。
●症状について
・慢性的な頭痛
・原因不明の吐き気や嘔吐
・視神経の異常
●検査について
CTやMRIにて診断します。
画像検査での診断によって、治療方針を決めていきます。
●治療について
どのような脳腫瘍でも、治療の原則は腫瘍をすべて取り除くことです。
手術を伴う場合は、病診連携にて速やかに案内いたします。
めまい症
めまい症とは、内耳の障害が原因で生じるめまいの一つです。
耳は外側から、外耳、中耳、内耳に分けられ、いちばん奥にある内耳には、「聴覚」と「平衡感覚」の情報を電気信号に変えて脳に送るという働きがあります。
体を動かしていないのに内耳から「動いている」という信号が送られてきたときなど、内耳からの動きを伝える信号と目や筋肉からの信号が一致しないとき、めまいが生じます。
●症状について
・目が回る
・フワフワする
・吐き気 など。
●メニエール病の場合の症状
・めまい以外に、聞こえが悪い
・耳鳴りがする
・耳が詰まった感じがする
・めまい症状が20分以上続く など。
※日常生活に支障がある場合は、早めに受診をおすすめします。