心療内科について
心療内科では、物忘れや認知症を専門的に診療しております。
当院では、神経心理学的検査や画像検査(MRI・CT)などを補助診断として、正常な老化による物忘れなのか認知症の始まりなのかを診断し、認知症であれば適切な治療を行います。
デイサービス・デイケアなど様々な社会福祉サービスと連携し快適に介護を続ける為にサポートします。
物忘れについて、こういった症状ないですか?
・このごろ物忘れがひどくなってきた
・ものを置き忘れて誰かに盗られたと勘違いすることがある
・身近な人を間違えたり、誰だか分らなくなることがある
・年をとってから怒りっぽくなった
このような症状があればご相談ください。
・夜眠れない
・食欲がない
・ゆううつ
・不安
・考えがまとまらない
・人前で緊張しすぎてしまう
・突然動悸
・息切れがする
・やる気がでない
・集中できない
・一つの事に拘ってしまう
・他人の視線や態度が気になる
うつ病
うつ病は脳の働きに何らかの問題が起きた状態です。
気力で解決できるものではありませんので、治療が必要になります。
それぞれ、こころとからだに何かした症状が表れます。
受診して頂く際に、つらいと感じているこころやからだの症状をお伝えください。
●こころの症状
・抑うつ気分
・不安・あせり
・遠くへ行きたい
・消えてしまいたい
・興味または喜びの喪失
・意欲の低下
・おっくう感
・自分を責める
・会話や本などの内容が頭に入ってこない
●からだの症状
・睡眠障害
・食欲の減退
・疲労感
・動悸
・倦怠感
・息苦しさ
・口が渇くなど
・からだの重さや痛み
・くすりによる療法
最初は副作用を抑えるために少量から抗うつ薬の服用を開始し徐々に適切な服用量に調整していきます。
・精神療法
医師と話し合いながら、問題を解決する方法を患者さまと一緒に探すお手伝いをします。
パニック障害
パニック障害とは、思いがけないときに突然、動悸や息切れ、強い不安を伴うパニック発作が生じます。
原因は、今のところまだはっきりしていないところもあります。
可能性として脳内の不安に関する神経系の機能異常に関連していることがわかっています。
こころとからだがリラックスできる環境を整える事も大切です。
気になる事などあれば、お気軽にご相談ください。
●症状について
・心臓がドキドキする
・息切れや息苦しさ
・窒息感
・胸の痛みや不快感
・吐き気やおなかのあたりの不快感
・からだの一部がしびれる感じ
・発汗
・からだの震え
・寒気または熱っぽい感じ
・めまいやふらつき感
・コントロールを失う
・気持ちが不安
●治療について
・くすりによる療法
治療の基本は抗うつ薬、抗不安薬などのくすりを使って、完全にパニック発作をコントロールすることです。
発作が起きてから早期に治療する事が大切です。
・認知行動療法
くすりと組み合わせて認知行動療法を行うこともあります。
パニック発作で死ぬかもしれないなどと過剰に心配する認知の誤りを修正します。
不安障害
毎日の生活の中で、不安になることは誰にでもあります。
人間が生きていく上で、ほどほどの不安を感じることはとても大切です。
でも、その不安が行きすぎてしまうと、毎日の生活に支障をきたすようになります。
●行き過ぎた不安を感じるようになった状態を「不安障害」と呼びます
・「急に体調が悪くなるといけないから、電車に乗らない」
・「事故が心配で、電車や飛行機に乗るのが怖い」
・「人からなんと言われるかわからないから、職場に行けない」
・「家を留守にするのが不安で、外に出られない」
●治療について
・くすりによる療法
不安障害における薬物療法では、服薬により過剰な不安や恐怖をやわらげます。
・精神療法
医師と話し合いながら、不安や恐怖、回避行動の原因となっている考え方の傾向を変えていきます。